キャリアコンサルティングとは
キャリアコンサルティングとは
「過去を振り返り、そして未来のことを言葉にして話す。」
これまでの知識や経験、そこで何を感じ、何を考えてきたのか。
それらを言葉にし、話すことで、埋もれてしまって気づかなかった自己への理解が深まり、この深い自己理解は、“これからの自分”の明確化につながっていきます。
キャリアコンサルティングとは、自身の中にある「答え」に自らが気づき、その気づきによって、今後のキャリアを主体的かつ自律的にデザインしていくことを、支援するものです。
キャリアコンサルティングを実施することで、従業員の能力向上とともに、企業の発展・成長につなげることを目的としています。
例えば、入社年数や時期によって次のようなキャリアコンサルティングの活用ができます。
キャリアコンサルティングの流れ(参考)
(1) 自己理解 : | 進路や職業・職務、キャリア形成に関して「自分自身」を理解する。 |
(2) 仕事理解 : | 進路や職業・職務、キャリア・ルートの種類と内容を理解する。 |
(3) 啓発的経験 : | 選択や意思決定の前に、体験してみる。 |
(4) 意思決定 : | 相談の過程を経て、(選択肢の中から)選択する。 |
(5) 方策の実行 : | 仕事、キャリア・ルートの選択、能力開発の方向など、意思決定したことを実行する。 |
(6) 仕事への適応 : | それまでの相談を評価し、今後の職務等への適応を行う。 |
キャリアコンサルティング実施のメリット
①仕事の主体性の向上
従業員が自らキャリア・プラン(働き方の目標や計画)を考えることにより、主体的・意欲的に仕事やキャリア形成に必要なスキルと知識を習得し、仕事を通じて成長する意識を高めます。
- キャリアコンサルティングによる従業員の主体性や意欲の向上により企業全体の生産性の向上が期待できます。
②定年退職者の再就職支援、育児休職者の復帰支援など
企業内キャリアコンサルティングでは、個別の企業の事情を考慮しつつ、従業員個人が組織人として「自律」することを目指し、支援します。
③従業員のキャリア形成支援
従業員一人ひとりが自己のキャリア形成に主体的に取り組み、いきいきと働くことは、経済情勢の急激な変化の中で、変化に対応できる活気のある企業の成長へとつながります。